ひな祭りが祝日ではないのはどうして?
2016/01/30
子供の頃、こんな疑問をもったことはないでしょうか?
「どうして、5月5日のこどもの日は祝日なのに、3月3日のひな祭りは祝日じゃないの?」
子供ながらに
「これって昔かある男尊女卑ってやつなのか!?大人の世界は怖いな…。」
ってことを思ってました。
一般的には、
5月の端午の節句「こどもの日」は、男の子を祝う日で
3月の桃の節句「ひな祭り」は、女の子を祝う日と思ってますよね。
それなのに、あからさまに休日にしてまで「男の子の日」を祝って良いのだろうか?
この違いはなんだろうと思ったので調べてみました!
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昔はひな祭りも祝日だった?
もともと江戸時代では、旧暦である桃の節句(ひな祭り)や端午の節句は祝日とされていました。
ところが、明治に入り新暦が採用された結果、五節句が廃止されてしまいます。
当然、桃の節句(ひな祭り)や端午の節句(男の子のお祝い)も祝日ではないことになります。
そこで
日本の祝日を法律でちゃんと決めよう!ってことで
「国民の祝日に関する法律」が作られました。
その法律にはそれぞれの祝日が制定された理由が書いてあるのです。
こどもの日が制定された理由は?
こどもの日(5月5日)は
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
と書かれています。
つまり、男の子を祝う祝日ではなくて
女の子も含めた子供の成長を祝う祝日ということになります。
なるほど~
でもあまり国民に浸透していない気がします。
もう少し話をまとめると
新暦になった後に制定された「祝日に関する法律」で、5月5日を「こどもの日」として祝日にした。
ただ端午の節句(男児の祝い)の風習自体は今も盛んに行われているために
こどもの日という祝日に、風習として男児の祝いをしている。
といった感じです。
つまり、こどもの日=端午の節句 ではないということですね!
でも現実は【こどもの日=端午の節句】になってますよね。
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